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【2026年版・お役立ち情報】空き家の維持費は年間いくら?固定資産税・管理費・光熱費を徹底解説

2026年版・お役立ち情報

「誰も住んでいない実家なのに、毎年いくらお金がかかる?」「固定資産税以外にも費用はある?」「売らずに5年間持っていたら、どのくらい負担になる?」と気になる方は少なくありません。

空き家は住宅ローンが終わっていても、維持費が0円になるとは限りません。

固定資産税、火災保険、電気・水道、庭木の管理、清掃、修繕、実家へ行くための交通費など、さまざまな費用が発生します。

マンションなら、誰も住んでいなくても管理費・修繕積立金などが続く場合があります。

では、実際の空き家所有者は年間いくら支払っているのでしょうか。

国土交通省が2025年8月に公表した「令和6年空き家所有者実態調査」では、空き家の年間維持管理費について全国調査が行われています。

この記事では、この最新調査をもとに、空き家を持ち続けるために必要となる費用、固定資産税、管理費、ライフライン、保険、交通費、修繕費などを2026年版として分かりやすく解説します。

結論|年間10~20万円未満が最も多い

国土交通省の最新調査では、空き家の年間維持管理費で最も多かったのが「10~20万円未満」の16.7%でした。

一方、費用が5万円未満の空き家を合計すると約半数となっています。

30万円以上かかっている空き家も8.5%あります。

年間5万円未満

全体の約半数。費用がかかっていないという回答も含みます。

年間10~20万円未満

16.7%で最も多い価格帯です。

年間30万円以上

8.5%。建物・利用状況などで大きく変わります。

「空き家ならほとんどお金がかからない」とは限りません。

最新調査|空き家の年間維持費はいくら?

年間の維持管理費 割合
費用はかかっていない 12.1%
1万円未満 10.6%
1~3万円未満 14.1%
3~5万円未満 11.0%
5~10万円未満 15.6%
10~20万円未満 16.7%
20~30万円未満 8.5%
30万円以上 8.5%
不明 2.9%

この「維持管理費」には何が入っている?

ここは今回の記事で特に重要なポイントです。

国土交通省の調査でいう「維持管理に要する費用」は、単なる掃除代や管理会社への費用だけではありません。

調査では、次のような費用を含むと定義されています。

  • 管理業者へ支払う管理委託料
  • 電話
  • ガス
  • 水道
  • 空き家まで行くための交通費
  • 税金
  • マンション等の共益費・管理費
  • マンション等の修繕積立金

つまり、かなり実際の所有者負担に近い数字として見ることができます。

年間10~20万円なら月いくら?

年間10~20万円未満を単純に12か月で考えると、月あたりではおよそ8,300~16,700円程度です。

使っていない家でも、税金・保険・ライフライン・交通費などを合計すると負担が積み重なります。

5年間持ち続けると?

仮に年間15万円の維持費が続けば、5年間で75万円です。

年間20万円なら5年間で100万円になります。

さらに、給湯器・屋根・外壁・給排水などの修理が発生すると、通常の年間維持費とは別に大きな支出が発生する場合があります。

空き家を持ち続けるか考えるときは、「今年いくらか」だけでなく数年間の総額で考えることも大切です。

空き家でかかる主な費用

費用 内容
固定資産税等 土地・建物を所有している間の税負担
火災保険 契約できる場合の保険料
電気代 照明・防犯・設備維持等
水道代 清掃・通水・設備確認等
ガス代 契約を残している場合
庭木・草刈り 剪定・除草・外回り管理
清掃費 室内・外回り
修繕費 屋根・外壁・窓・給排水等
交通費 遠方の実家へ管理に行く費用
管理委託費 空き家管理サービス等
マンション管理費 区分所有マンションの場合
修繕積立金 区分所有マンションの場合

1|固定資産税

空き家になっても、不動産を所有している限り固定資産税等の負担があります。

「誰も住んでいないから固定資産税がなくなる」というものではありません。

税額は土地・建物の評価額、地域、住宅用地特例などによって異なります。

住宅用地には固定資産税の軽減措置がある

住宅が建っている土地には、一定の条件を満たすと住宅用地特例が適用されます。

住宅用地 固定資産税の課税標準
小規模住宅用地
200㎡以下の部分
価格の1/6
一般住宅用地
200㎡を超える部分
価格の1/3

「家を壊すと固定資産税6倍」は正確ではない

住宅を取り壊すと住宅用地特例が外れる可能性がありますが、実際に支払う固定資産税が必ずちょうど6倍になるという意味ではありません。

土地の評価額、負担調整措置などによって実際の税額は変わります。

解体を検討している場合は、不動産会社・自治体の固定資産税担当窓口等へ確認しましょう。

空き家を残せば住宅用地特例がずっと使える?

必ずしもそうではありません。

適切に管理されず「管理不全空家」や「特定空家」となり、市区町村からの指導後も改善せず勧告を受けた場合、住宅用地特例の対象から外れる可能性があります。

税金を抑えるためだけに危険な建物を残し続けることは、適切な空き家管理とはいえません。

2|火災保険

誰も住んでいない空き家でも、売却・解体まで建物を所有している間には火災や風災などのリスクがあります。

ただし、前の記事で紹介したように、通常の住宅向け火災保険を空き家でもそのまま継続できるかは保険会社・商品・建物利用状況によって異なります。

空き家になったら保険会社・代理店へ状況を伝え、契約内容を確認しましょう。

保険を解約すれば維持費は減るけれど

保険料だけを見れば負担を減らせますが、建物に損害が発生した場合のリスクも考える必要があります。

売却までの期間や建物状態を伝えたうえで判断しましょう。

3|電気代

空き家でも、電気を残しているケースがあります。

  • 内見
  • 室内清掃
  • 家財整理
  • 冷蔵庫等の動作確認
  • 防犯カメラ
  • センサーライト
  • 凍結防止設備

契約を残せば、料金プランに応じた基本料金等が発生する場合があります。

4|水道代

空き家管理では、水道を清掃・通水などに利用する場合があります。

国土交通省も空き家管理として水回りの点検・通水を挙げています。

一方、契約を継続すると、使用量が少なくても基本料金等が発生する自治体があります。

電気・水道を全部止める前に

売却・家財整理・清掃が終わっていない場合は、先に全ライフラインを停止すると作業しにくくなることがあります。

家具・家電を確認

家財整理

清掃

設備確認・内見

不要になったライフラインを停止

5|庭木・草刈り・外回り

庭付きの一戸建てでは、草刈り・庭木剪定なども維持費になります。

自分で行えば直接の作業費は抑えられますが、実家まで行く交通費や時間がかかります。

業者へ依頼すれば、自分で作業する必要がない代わりに費用が発生します。

放置すると近隣へ影響することも

  • 枝が道路へはみ出す
  • 隣家へ越境する
  • 雑草が伸びる
  • 害虫が発生する
  • 落ち葉がたまる

維持費を0円にするために管理自体をしないという方法はおすすめできません。

6|修繕費

空き家でも建物の劣化は進みます。

  • 雨漏り
  • 屋根材
  • 外壁
  • 雨どい
  • 窓
  • 給排水
  • 給湯設備
  • 塀・フェンス

小さな破損を長期間放置すると、修繕範囲が広がる可能性があります。

空き家を放置すると資産価値にも影響

国土交通省は、空き家を放置すると老朽化・損傷が進み、売買や賃貸が難しくなる可能性があると案内しています。

維持費を抑えるために点検・修繕を全くしないと、将来売却するときに別の大きな費用が必要になる場合があります。

7|遠方の実家へ行く交通費

国土交通省の最新調査では、空き家まで行く交通費も「年間維持管理費」に含めています。

この点は見落とされやすい費用です。

例えば月1回実家を確認するなら年間12往復になります。

  • 高速道路料金
  • ガソリン代
  • 電車・新幹線
  • 飛行機
  • 現地でのレンタカー
  • 場合によっては宿泊費

遠方の実家では、管理費そのものより交通費の負担が大きくなることもあります。

「自分で管理すれば無料」とは限らない

管理業者へ払う費用がなくても、交通費・清掃用品・草刈り・時間などの負担があります。

自分で管理する場合と管理サービスを使う場合を、費用と時間の両方で比較するとよいでしょう。

8|空き家管理サービス

実家が遠方にある場合などは、空き家管理サービスへ見回りを依頼する方法があります。

  • 外観確認
  • 郵便受け確認
  • 換気
  • 通水
  • 簡易清掃
  • 庭の状態確認

サービス内容・訪問頻度・料金は事業者によって異なります。

9|マンションなら管理費・修繕積立金も

実家が分譲マンションの場合は、戸建てとは維持費の構成が異なります。

誰も住んでいなくても、所有している間は通常、管理費や修繕積立金等の負担が続きます。

国土交通省の空き家所有者実態調査でも、共同住宅・長屋の年間維持管理費には、共益費・管理費・修繕積立金を含めています。

駐車場代なども確認

マンションによっては、駐車場・駐輪場・トランクルーム等の契約が残っている場合があります。

今後使わない契約は管理会社へ確認しましょう。

新しい空き家ほど維持費が高い傾向も

国土交通省の最新調査では、建築時期が新しい空き家ほど年間維持管理費が高い傾向が確認されています。

例えば2011年以降に建築された空き家では、「10~20万円未満」が26.2%、「30万円以上」が19.0%となっています。

一方、1950年以前の空き家では5万円未満の割合を合わせると約6割です。

これは「古い家ほど維持費が安い」と単純に判断できるという意味ではありません。

実際の費用は管理状況、物件種別、税金、設備、修繕の有無などによって異なります。

売却予定の空き家でも維持費は続く

「売りに出したから、もう維持費は気にしなくていい」というわけではありません。

国土交通省の最新調査では、売却用空き家でも年間10~20万円未満が17.0%、5~10万円未満が17.9%となっています。

売却期間が長くなれば、その間も税金・管理・保険などの負担が続く可能性があります。

売却価格だけでなく「売れるまでの維持費」も考える

例えば売却価格を高く設定した結果、売却まで1年間長くかかった場合

  • 固定資産税等
  • 火災保険
  • ライフライン
  • 管理費
  • 交通費
  • 庭木・清掃費

などが追加で発生する可能性があります。

売却価格だけでなく、「いつ売れるか」も所有コストに関係します。

空き家を持ち続けるか迷ったら年間費用を一覧にする

まず、現在実際に支払っている費用を1年分まとめてみましょう。

項目 年間金額を記入
固定資産税等円
火災保険円
電気円
水道円
ガス円
庭・清掃円
修繕円
交通費円
管理委託円
管理費・修繕積立金円
その他円

合計すると、「このまま1年・3年・5年所有した場合」の負担が見えやすくなります。

維持費を減らす方法1|不要なライフラインを整理

今後使用しないガスなど、必要性が低い契約を確認します。

一方、電気・水道は売却・清掃・防犯・通水管理などで必要になる場合があるため、すぐ全部止めるのではなく利用予定から判断しましょう。

維持費を減らす方法2|不要な契約を確認

  • 固定電話
  • インターネット
  • 新聞
  • 定期購入
  • 駐車場
  • 有料サービス

親の施設入居・相続後では、実家に残った郵便物や銀行明細から不要な契約が見つかることもあります。

維持費を減らす方法3|家財を減らす

家の中に大量の家具・家電が残っていると、室内清掃や点検がしにくくなります。

今後使わない物を早めに整理すると、建物管理をしやすくできます。

出張買取センター24Hでは、家具・家電・ブランド品・貴金属・工具・楽器・カメラ・オーディオ・玩具など幅広い品目を査定しています。

まず買取できる物を確認し、そのうえで残った不用品の引き取りについてもご相談いただけます。

処分費を払う前に査定したい物

  • 冷蔵庫・洗濯機・テレビ
  • 家具・一枚板
  • ブランドバッグ・財布
  • 金・プラチナ・宝石
  • 腕時計
  • カメラ・レンズ
  • 楽器
  • 電動工具
  • オーディオ
  • ブランド食器
  • 骨董品
  • ゲーム・玩具
取り扱い品目一覧を見る → 実際の買取実績を見る →

家電は時間が経つ前に確認

今後使用する予定のない冷蔵庫・洗濯機などは、何年も空き家に置いておくより、比較的新しいうちに査定を確認する方法があります。

冷蔵庫の出張買取について見る → 洗濯機の出張買取について見る →

家具も管理の邪魔になる前に整理

大型家具が大量に残っていると、床・壁・窓・水回りなどの点検がしにくくなる場合があります。

カリモク・飛騨産業・一枚板などに加え、ニトリ・IKEA・無印良品・LOWYA・KEYUCA・Francfrancなども商品・状態・購入時期によって確認します。

家具の出張買取について見る →

維持費を減らす方法4|売却・賃貸・解体を比較

将来使う予定がほとんどない場合、維持費だけを払い続ける以外にも選択肢があります。

  • そのまま売却
  • 空き家バンクへ登録
  • 賃貸
  • 家族が利用
  • 解体して土地を活用・売却

どれが適しているかは建物状態・地域・税金・費用によって異なります。

「まだ決めていない」期間にもお金はかかる

空き家では、「どうするか決めない」という選択にも維持費が発生します。

1年間考えている間にも、固定資産税等・管理費・保険・交通費などが発生する可能性があります。

将来使う予定があるのか、売却するのか、家族で一度話し合っておくことが大切です。

相続前に実家の費用を確認しておく

親が元気なうちに、実家を維持するために年間いくらかかっているのか確認しておくと、将来の判断がしやすくなります。

  • 固定資産税額
  • 火災保険
  • 電気・水道・ガス
  • 庭木管理
  • マンションなら管理費・修繕積立金
  • 修理履歴

相続後に初めて請求書を見て、予想より維持費が高かったと気付くケースも考えられます。

空き家の維持費チェックリスト

確認 項目
□年間の固定資産税等を確認した
□火災保険料を確認した
□電気の年間費用を確認した
□水道の年間費用を確認した
□ガスを残す必要があるか確認した
□庭木・草刈り費を確認した
□空き家までの交通費を確認した
□管理サービスの費用を確認した
□マンション管理費等を確認した
□修繕が必要な場所を確認した
□不要な契約を解約した
□今後3~5年所有した場合の総額を考えた

空き家の維持費についてよくある質問

Q. 空き家は年間いくらくらい維持費がかかりますか?

A. 国土交通省の最新調査では「年間10~20万円未満」が16.7%で最も多くなっています。ただし5万円未満の空き家も約半数あり、物件による差が大きいです。

Q. 国土交通省の維持費には固定資産税も入っていますか?

A. はい。最新の空き家所有者実態調査では、税金、電話・ガス・水道等、交通費、管理委託料などを維持管理費に含めています。

Q. マンションの管理費も含まれますか?

A. 調査では共同住宅・長屋について、共益費・管理費・修繕積立金なども維持管理費に含めています。

Q. 誰も住んでいないのに電気・水道を残す必要がありますか?

A. 清掃・内見・防犯・通水管理などで使う場合があります。今後の利用予定を確認して必要な契約だけ残しましょう。

Q. 空き家を自分で管理すれば費用は0円ですか?

A. 管理委託料はかからなくても、固定資産税・交通費・ライフライン・保険・修繕などが発生する場合があります。

Q. 空き家を放置すれば維持費を減らせますか?

A. 管理不足で老朽化が進んだり、管理不全空家等として勧告を受けたりすると、将来の修繕・税負担等に影響する可能性があります。

Q. 売りに出したら維持費はかからなくなりますか?

A. 買主へ引き渡すまでは所有者として税金・管理費等が続く可能性があります。売却までの期間も考えておきましょう。

Q. 家財を減らすと維持費は安くなりますか?

A. 必ず税金等が下がるわけではありませんが、室内の点検・清掃がしやすくなり、不要な物の保管・処分を先送りせずに済みます。売却できる物は先に査定する方法があります。

お役立ち情報|関連ページ

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参考資料|公的情報

国土交通省|令和6年空き家所有者実態調査 →

国土交通省|令和6年空き家所有者実態調査結果 →

国土交通省|空家法・住宅用地特例について →

国土交通省|空き家を放置するリスク →

実際の維持費は固定資産税額、地域、建物、保険、管理方法、交通距離、マンション管理費等によって大きく異なります。本記事の金額は全国調査の分布や一般的な費用項目を紹介するもので、個別物件の維持費を保証するものではありません。

まとめ|「空き家のまま持つ」にも毎年コストがかかる

空き家になった実家は、誰も生活していないからといって維持費が0円になるわけではありません。

国土交通省の最新調査では、年間維持管理費で最も多かったのは10~20万円未満の16.7%でした。

調査上の維持管理費には、管理委託料だけでなく、税金、電話・ガス・水道等、実家までの交通費、マンションの管理費・修繕積立金なども含まれています。

つまり空き家を所有し続ける場合は、固定資産税だけでなく「家を維持するために実際に出ていくお金」をまとめて考える必要があります。

また、管理をしないことで一時的に費用を抑えても、建物の老朽化や庭木の越境、不法侵入などにつながる可能性があります。

管理不全空家や特定空家として市区町村から勧告を受ければ、住宅用地特例が受けられなくなる場合もあります。

そのため、今後使う予定が低い実家なら、「今年の維持費」だけではなく、3年・5年と所有したときの総額を一度計算してみましょう。

そして、空き家に大量の家具・家電を残している場合は、必要な物、売れる物、不用品を早い段階で分けておくと、その後の管理・売却も進めやすくなります。

空き家をどうするか迷ったときは、
「売るといくらか」だけでなく、
「持ち続けるといくらかかるか」も一緒に比較することが大切です。

親御様の施設入居・相続・実家じまいなどで、空き家に家具や家電が大量に残っている場合もまとめてご相談いただけます。

まず買取できる物を確認し、残った不用品の引き取りについてもご相談ください。

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